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川崎汽船/新社長に明珍 幸一専務が就任

2018年12月21日/3PL・物流企業

川崎汽船は12月21日、明珍 幸一専務が2019年4月1日付で新社長に就任すると発表した。

<村上現社長(左)、明珍新社長(右)>
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中期経営計画での重要課題に加え、コンテナ船事業統合会社の設立など、安定収益体制の立て直しに向けた事業基盤整備にめどが付いたことから、2019年4月の創業100周年を機に若返りを図り、さらなる事業基盤の強化に向けて社長交代を決定したもの。

明珍新社長は、ロンドンやシンガポールなど通算11年に及ぶ海外駐在経験があり、主にコンテナ船事業に携わってきた。

2014年からは執行役員として経営企画部門を担当し、現中期経営計画の策定のほか、コンテナ船事業の統合にも携わり、現在はONE社の持株会社オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングスの副会長を兼務している。

座右の銘は「人間万事塞翁が馬」、家族構成は妻と子供3名の5名。趣味はゴルフと音楽鑑賞で、自ら楽器を演奏することもあるとのこと。

<村上現社長>
20181221kline2 - 川崎汽船/新社長に明珍 幸一専務が就任

2019年4月1日から会長職に就く村上英三現社長は、「明珍新社長は部下からの人望が厚く、気配りも出来るバランス感覚に秀でた人物で、11月の諮問委員会でも満場一致で選ばれた。これまでに作り上げた事業の基盤を引き継ぎ、確固たるものにしてくれることを期待している」とコメント。

<明珍新社長>
20181221kline3 - 川崎汽船/新社長に明珍 幸一専務が就任

明珍新社長は、「社長就任の人事を聞いた時は身が引き締まる思いがした。今後は構造改革を踏まえ、収益改善に向けた施策を着実に実行することで業績の回復を図っていく。また、川崎汽船がこれまで取り組んできた顧客目線のサービス開発に引き続き取り組むことで、選ばれる船社を目指していきたい」と語った。

■新社長のプロフィール
明珍 幸一(みょうちん ゆきかず)
生年月日:1961年3月27日生
出身地:東京都
学歴:東京大学 文学部卒
職歴:1984年4月 川崎汽船入社
1995年7月:K Line(Europe)Limited.ロンドン(出向)
2001年7月:コンテナ船事業グループ コンテナ船企画チーム チーム長
2005年1月:K Line Pte Ltd.シンガポール(出向)
2010年1月:コンテナ船事業グループ長
2011年4月:執行役員(コンテナ船事業、港湾事業担当)
2014年4月:執行役員(経営企画、IR・広報、調査担当、港湾事業担当補佐)
2015年4月:執行役員(経営企画、IR・広報、調査担当)
2016年4月:常務執行役員(人事、IR・広報、経営企画、調査担当)
2016年6月:取締役常務執行役員(人事、IR・広報、経営企画、調査担当)
2016年11月:取締役常務執行役員(人事、経営企画、調査担当)
2017年1月:取締役常務執行役員(人事、経営企画、調査、コンテナ船事業統合会社準備室担当)
2018年4月:代表取締役専務執行役員(総務・法務・企業法務リスク・コンプライアンス統括、経営企画・調査ユニット統括、内部監査担当補佐)、CCO(チーフコンプライアンスオフィサー)

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