東海電子は12月25日、運転前に呼気検査を行いアルコールが検知されるとエンジンがかからない飲酒運転防止システム「呼気吹き込み式アルコール・インターロック装置」が累計出荷が2459台になったと発表した。
東海電子は、2009年9月から、運転前に呼気検査を行いアルコールが検知されるとエンジンがかからない飲酒運転防止システム「呼気吹き込み式アルコール・インターロック」を販売している。現在、「アルコール検知器」は、多種多様なものがあるが、「運転前に必ず呼気をチェックし記録を残し、検知したらクルマが動かない」、このような強制力のある検知器は、アルコールインターロックだけ。全日本トラック協会においても、トラック業界での飲酒運転ゼロを目指し、このアルコールインターロック機器を、例年、購入補助の助成金の対象としている。
近年は、スマートフォン型が伸び、アルコールインターロックタイプは減少傾向である。しかしながら、「スマートフォン型では不十分」と考える事業者も一定数存在し、車載タイプのアルコールインターロックシステムの出荷実績は2000台を超えている。
北米やヨーロッパでは、主に、飲酒運転の違反者(一般ドライバー)に対して、法令で装着を義務づけるやり方が一般的。一方で日本では、国土交通省が点呼でのアルコール検知器の使用を義務づけたことから、数ある飲酒運転防止装置(いわゆるアルコール検知器)のうち、抑止力がもっとも高いと思われるアルコールインターロックを自主的に選ぶ企業が一定数いる。その数が、約2459台ということになる。東海電子では引きつづき、飲酒運転根絶を目指すべく、システム開発を行っていくとしている。
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