国土交通省は1月18日、3月から4月における引越の分散を呼びかけている。
特に、3月23日~4月7日でのピーク時などの引越混雑予想カレンダー(全日本トラック協会作成)を作成し、具体的な分散時期を案内している。
<大手引越事業者の月別引越件数>
※全日本トラック協会による大手引越事業者6者へのヒアリング結果
引越事業を含めたトラック事業は、トラックドライバーの有効求人倍率が2.91倍(2018年11月現在)となるなど、人手不足が深刻な課題となっている。
中でも、引越事業は、3月から4月にかけて依頼が集中しており、特に3月は、通常月と比べて引越件数が約2倍となっており、人員と車両の両方の確保の面からピーク時の対応が難しくなってきている。
各引越事業者においては、計画的なドライバーや車両の確保に努めているが、トラブルなくスムーズに引越を行うために、利用者も、ピーク時期の引越を避けるなどの協力をお願いしている。
なお、昨年6月には作業員不足等の課題に対応するため、解約・延期手数料の見直し等を内容とする標準引越運送約款の改正している。
■標準引越運送約款改正の案内
http://www.mlit.go.jp/common/001269091.pdf