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商船三井/LNG燃料タグボート「いしん」が竣工

2019年02月28日/IT・機器

商船三井は2月27日、金川造船へ建造を発注していたLNG燃料タグボート「いしん」が竣工し、同社から引き渡しを受けたと発表した。

<竣工引渡式、金川造船の生駒剛人社長(右)、商船三井の八嶋浩一常務執行役員(左)>
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いしんは、大阪湾・西日本初のLNGを燃料とするタグボート。商船三井グループの日本栄船が運航し、高速航行性能を生かして大阪湾や瀬戸内海を航行する大型貨物船などのエスコート業務や、入出港作業を担い、そこで得られたLNG燃料船の運航のノウハウを、商船三井グループのLNG燃料船の知見として蓄積していく。

主機は、ヤンマー製の最新船舶用Dual Fuelエンジン「6EY26DF」2基を搭載。着脱可能な構造のLNG燃料タンクを船尾側暴露甲板上に設置し、燃料供給時や整備点検時の利便性を高めた。

<船上に搭載されたLNGタンク>
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優れた環境性能が評価され、国土交通省が認証する「内航船省エネルギー格付け制度」で最高ランクの4つ星を獲得しており、LNG燃料タンクには同制度で取得したグリーンの4つ星と船体イラストを描くことで、LNG燃料による環境負荷低減の取り組みを表現した。

■いしんの概要
総トン数:247トン
全長:43.6m
全幅:9.20m
喫水:3.15m
航海速力:16.4ノット以上
主機関:ヤンマー 船舶用Dual Fuelエンジン「6EY26DF」2基

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