日本貨物鉄道(JR貨物)が3月13日に発表した2月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は173万トン(前年同月比0.2%増)、車扱は82万8000トン(9.3%減)となった。
2月は、エコ関連物資が関東地区での建設発生土や焼却灰輸送の順調な推移によって、大幅に前年を上回った。
また、新潟・東北発で好調な発送となった紙・パルプ、関西・東北地区間を中心に鉄道へのシフトが進む積合せ貨物、販売好調な家電・情報機器も前年を上回った。
一方、自動車部品が九州発着で低調に推移したほか、化学工業品・化学薬品は需要減少に伴い減送となった。
農産品・青果物では、北海道産馬鈴薯が生育不良により在庫薄となっていることから、低調な出荷状況となった。
車扱は、石油が暖冬に伴って灯油を中心に販売不振となっていることから、低調な荷動きとなったほか、セメント・石灰石は工場の設備不具合などにより前年を下回った。
コンテナ・車扱の合計は、255万8000トン(3.1%減)だった。