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日立/ブロックチェーン活用でSCMや貿易業務で安定性の高い取引を支援

2019年03月14日/IT・機器

日立製作所は3月14日、ブロックチェーンを活用した安定性の高い取引を支援する「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」を販売開始した。

<「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」 概要図>
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このサービスは、複数企業間の取引などに適した代表的なブロックチェーン基盤の一つであるHyperledger Fabricの利用環境をマネージド型クラウドサービスとして提供するもの。

また、ブロックチェーンにおける複数企業間の全取引の順序を確定する処理を高信頼化できる日立独自の分散合意技術や、台帳の監視ツールによるデータ改ざんの検知などのセキュリティ機能をあわせて利用することで、生産・流通プロセスでのサプライチェーンマネジメントや貿易業務など、多くの組織が企業や国・地域をまたいで行う複雑で大量の取引を確実かつセキュアに行なうことができ、安定的な取引が可能となる。

「Hitachi Blockchain Service for Hyperledger Fabric」の主な特長は、日立独自の分散合意技術により全取引の順序確定処理を高信頼化し、ブロックチェーンを活用した取引のサービスレベルを向上する。

データ改ざんの検知や公開型生体認証基盤(PBI)によりセキュリティ性を強化する。日立が開発した監視ツールを用いて、ブロックチェーン基盤に記録した取引情報の整合性を定期的に検証し、データの改ざんを検知した場合は顧客に通知。日立の公開型生体認証基盤と組み合わせることで、参加企業の本人認証に必要なパスワードなどの管理を不要とする。これらにより、セキュリティ性の高い取引を可能とするとともに、ブロックチェーン利用時における利便性も向上する。

また、コンサルティングから運用までのトータルな支援により、ブロックチェーンを活用したビジネスの実現を支援する。

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