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北九州市/工場・埠頭間で特殊大型車両通行可能、コンテナ出荷倉庫建設

2019年03月22日/物流施設

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北九州市港湾空港局は3月22日、内閣府に申請していた特殊な大型輸送用車両による港湾物流効率化事業「北九州港湾物流効率化特区」が構造改革特別区域計画として認定を受けたと発表した。

<北九州港戸畑地区公共埠頭周辺地域>
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<特殊大型輸送用車両と鉄鋼製品>
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特例措置となる「北九州港湾物流効率化特区」により、戸畑工場と戸畑公共埠頭間において、特殊大型車両の通行を可能とし、戸畑公共埠頭を活用して、国内・小倉工場向け出荷能力を確保する。

同地区にコンテナ出荷用倉庫を建設し、ひびきコンテナターミナルを活用した輸出ルートを拡充する。これらにより、地域産業の活性化や雇用の確保を図る。

これまで北九州港戸畑地区の新日鐵住金八幡製鐵所が、年間300万トンの鉄鋼製品を所内専用岸壁で船積し、国内外へ海上輸送しているが、出荷量増加に伴う「専用岸壁の出荷能力不足」、小倉工場高炉休止計画に伴う「同工場への素材鉄供給」と製品の多品種小ロット化に伴う「コンテナ出荷拡大への対応」が課題となっていた。

なお、構造改革特別区域計画は、各地域の実情に合わない国の規制に対して特例を認めることで、地域事業の活性化を目指すための制度。2002年度に施行(構造改革特別区域法)され、現在、全国で社会的・経済的な効果を上げている。

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