NTTロジスコは4月8日、自社Web上に、エイベックス・エンタテインメント(AEI)への独自の物流構築事例を掲載したと発表した。
導入サービスはエンタテイメント物流で、オンラインショップやライブ会場での物販需要の拡大を見据え、アーティストとファンを結ぶ独自の物流体制を構築したもの。
課題は、まだ、どこにもないエイベックス独自の先進的な物流体制の実現と、B to Cやライヴ会場への配送等大きな荷量波動への対応とリードタイムの短縮だった。
それに対してのNTTロジスコの対策は、「叶えたいこと」を受け止め、提案するパートナーを選定することと、365日運営に加え、急激な荷量波動に対応できる物流体制を構築することだった。
結果、モバイル環境下であればいつでもどこでも出荷作業が可能となり、急激な荷量波動に対応。顧客一人ひとりの仕様にカスタマイズした商品や握手券など付加価値の高いサービスの提供が可能になった。
中でも、大きな荷量波動については、「人員確保に加えて、NTTグループのセキュアなモバイル通信環境を利用して、メインセンターと同様に他拠点でもWMS(Warehouse Management System:倉庫管理システム)端末の操作を行うことができる環境を構築し、複数拠点で柔軟に出荷作業が行える体制で、突発的な波動を吸収し、スムーズに出荷を終えることができた」(事例より)としている。
なお、AEIは「Really! Mad+Pure」を理念に掲げる総合エンタテインメント企業。音楽事業、アニメ事業、デジタルコンテンツ事業に軸足を置き、各事業が生み出すエンタテインメントをリンクさせたシナジー効果で、より上質なコンテンツの創出に取り組んでいる。
■エイベックス・エンタテインメントの導入事例
https://www.nttlogisco.com/case/avex/