UDトラックスは4月23日、国土交通省に「クオン」のリコールを届け出た。
不具合の部位は制動装置(キャリパーハウジング)。
前後輪のブレーキキャリパーで、キャリパー内の自動調整用駆動ピンの圧入方法が不適切なため、ブレーキ操作の繰り返しにより駆動ピンが折損するものがある。そのため、ブレーキパッドの摩耗が進行してもブレーキパッドとブレーキディスクとの隙間が自動調整されず、走行ブレーキと駐車ブレーキの性能が低下するおそれがある。
改善措置として、全車両でキャリパーハウジング部のシリアル番号を確認し、該当する場合はキャリパーハウジングを良品に交換する。
対象車両は17型式で合計173台。不具合件数は2件、事故は無し。
■型式等は下記URLを参照
「リコール届出一覧表」
http://www.mlit.go.jp/common/001286632.pdf
「改善箇所説明図」
http://www.mlit.go.jp/common/001286631.pdf