置き配バッグOKIPPAを展開するYperは4月24日、ニッセイ・キャピタルとみずほキャピタルを引受先とした、 3.5億円の第3者割当増資(シリーズAラウンド)を実施したと発表した。
この資金調達で、6月以降、月産数10万個単位で生産可能な量産体制を整備してOKIPPAユーザーの拡大を加速する。
OKIPPAの普及によって、今年中に国内の再配達率を10%未満に引き下げることを目指しており、今回の資金調達によりバッグ量産体制の整備と人材採用および経営体制の強化を図る。
また、同日、同業の配送系アプリ「荷物管理/荷物管理Lite」の吸収合併も発表し、 アプリ名を「荷物管理OKIPPA」として、機能拡充と利用者数の拡大を目指す。
荷物管理は2016年8月にサービスを開始し、iOS のユーティリティ部門16位獲得実績があり、高いユーザー評価4.6(計1400評価, 4/24時点)を獲得している人気のアプリ。運営者のBonzeBoyは、合併後にそのままYperの開発体制に加わり、 引き続き、新生アプリの開発に参画する。
BonzeBoy代表は、今回の合併に関して「今までの荷物管理アプリの開発で培ったノウハウを活かし、使いやすいく手に馴染むアプリとなるように引き続き関わっていきたい。OKIPPAの強力な開発体制に統合されることで、新たな機能の提供やOKIPPA置き配バッグとの連携など、これまでの体制では実現できなかった魅力的なサービスを提供できると思う」としている。統合により、アプリとロゴのデザインも刷新しており、より使いやすいアプリとして開発を進めてゆく、としている。