ホシデンと京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は5月14日、グローバルIoTネットワーク「Sigfox」を活用した、物流用パレット位置管理の実証実験を開始したと発表した。
実証実験に実施期間は4月1日~5月31日まで。
オムロン住倉ロジスティック(OSLC)の協力を受け、OSLCが管理する物流用パレットにホシデンが開発・提供したSigfoxモジュール搭載の通信デバイスを装着し、1時間ごとにパレットの位置情報を取得することで、OSLCの拠点ごとの保管枚数や輸送中の経路・日時などの管理を行うことで紛失数の減少を目指す。
通信に利用するSigfoxネットワークは、IoTに特化して開発・普及が進んでいるLPWAネットワークのひとつで、低価格・低消費電力・長距離伝送を特長とする。
従来の物流パレットの位置情報追跡サービスはパレットの価格と導入・運用コストが折り合わないことや、パレット使用途中に通信デバイスの電池交換が困難などの理由で普及が進んでいないことから、Sigfoxネットワークを用いることで課題を解決し、物流業界への貢献を目指す。