ヤマト運輸とストライプインターナショナルは6月21日、ストライプが運営する「メチャカリ」で、6月26日より、 返却時の利便性向上を目的とした配送連携を開始すると発表した。
<システムフロー図>
「メチャカリ」は、6月26日からヤマト運輸が提供する「配送連携 API 」を導入する。これにより、商品返却時の送り状記載が不要になる。また、これまでの返送方法に加え、全国約4000か所のオープン型宅配便ロッカー「 PUDO( プドー ステーション)」を利用できるようになり、顧客の都合の良いときに、非対面で返送できるようになる。
ヤマト運輸は、2017年12月より、フリマやオークション事業者向けに「配送連携 API 」の公開を開始した。アプリなどに登録した情報を利用し、スマートフォンを介して送り状を発行できるようになり、返送の手続きがスムーズになることから、フリマアプリなどを利用する顧客から好評を得ている。
なお、「メチャカリ」とは、月額定額制で普段着向けのファッションがレンタルできるサービス。ファッションサブスクリプションサービス「メチャカリ」として、20 30代の働く女性や子育て中のママを中心に好評・利用されている。
家事や仕事、育児などに忙しい顧客が「メチャカリ」をより快適に利用してもらえるように、パーソナライズを強化するなどUX向上を行ってきた。一方で、「集荷を待つ時間がもったいない」「出勤前に出したいが、朝のコンビニは混雑していて出しづらい 」「毎回送り状を書くのが面倒」などの声があり、商品返却時の利便性はUX向上に必要不可欠な点だった。