日立オートモティブシステムズは6月24日、スズキが仕様変更し販売開始された軽商用車「エブリイ」と軽乗用車「エブリイワゴン」に、夜間の歩行者検知機能を有するステレオカメラが採用されたと発表した。
<エブリイ>
<夜間の歩行者検知機能を有したステレオカメラ>
仕様変更された軽商用車「エブリイ」と軽乗用車「エブリイワゴン」には、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などの先進運転システム(ADAS)が装備された。
さらに、スズキの車種では「ソリオ」「ソリオバンディット」が装備している夜間歩行者検知による衝突被害軽減ブレーキと同じ機能が「エブリイ」と「エブリイワゴン」にも追加されており、いずれの車種も日立オートモティブのステレオカメラの夜間歩行者検知機能が導入されている。
この機能は、日立独自の機械学習技術を活用したもので、膨大な画像の教師データをステレオカメラに入力することで、これまで困難であった高精度な夜間の歩行者検知を実現している。
軽商用車「エブリイ」と軽乗用車「エブリイワゴン」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」に該当するほか、軽乗用車「エブリイワゴン」は、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ」(AEBS)認定車にも該当している。