三井E&Sマシナリーは6月25日、フィリピンのInternational Container Terminal Services Inc.(ICTSI 社)より、ヤード用トランスファークレーン16基を追加受注したと発表した。
<ヤード用トランスファークレーン>
2017年に受注、本年に納入したクレーンの品質及び省燃費性を高く評価され、追加の発注となった。
ICTSI社はフィリピン最大の港湾オペレーターであり、フィリピン国内のみならず、世界約20か国で約30ターミナルを運営する世界的な港湾オペレーターでもある。今回受注した追加の16基は同社のフラッグシップターミナルであるフィリピン・マニラに位置するManila International Container Terminal に納入される。
クレーンは、環境に優しいHybrid型ヤード用トランスファークレーンであり、従来
のエンジン駆動に加えリチウムイオン電池を搭載することにより、今まで抵抗器にて熱として消費していた回生エネルギーを蓄積し最大限に再利用することで、従来型比で最大60%の燃料消費量削減を達成し、CO2排出量の削減に寄与する。
また、CO2 排出量の削減のみならず、省燃費によるランニングコストおよび最大20dBの騒音低減を実現し、顧客にも優しい製品となっている。