AGCは7月23日、国内の建築用ガラス関連製品の販売価格を、10月1日納品分より引き上げることにしたと発表した。
引き上げ率は、板ガラス・ミラーが約15%、建築用加工ガラス製品については約10%の予定。
国内の建築用ガラス関連製品においては、原燃材料および副資材の価格の高騰、人件費や物流費の上昇により、製造コストが大幅に上昇し採算は悪化している。
このような環境の下、AGCでは生産性の向上や組織のスリム化等によるコストダウン施策を行ってきた。しかしながら、企業努力だけではコストアップを吸収することが大変難しい状況であるため、板ガラス、ミラーおよび建築用加工ガラスの価格改定を実施することにしたもの。
今後も継続的なコストダウン施策を推進し、国内建築用ガラス事業の収益改善を目指すとしている。