日本水産が8月5日に発表した2020年3月期第1四半期決算によると、物流事業の売上高は41億5800万円(1.1%増)、営業利益2億4600万円(41.4%減)となった。
倉庫料金の値上げや運送収入の増加で売上高は堅調に推移したものの、一部のグループ会社で退職給付債務の算定方法を簡便法から原則法に変更した影響で減益となった。
<大阪舞洲物流センター2期工事の進捗状況>

<完成予想図(右側が増築部分)>

なお、物流事業では、子会社の日水物流が大阪市此花区の舞洲で運営している物流センターの2期工事に着手しており、2020年3月の完成、4月の稼働を目指している。
同センターは冷凍、冷蔵、冷凍・冷蔵の3温度帯物流センターとして2016年4月に開業。敷地内に倉庫の増築余地を確保し、1期工事の計画段階から2期工事を視野に入れていた。
ニッスイ 決算/物流事業の売上高1.8%減、営業利益3.6%減