三菱ケミカルは8月21日、PMMAレジン、アクリルシートの国内価格を、10月出荷分より改定するとし、各需要家と交渉に入ったと発表した。
対象製品はアクリペット(PMMAレジン)、アクリライト(アクリルシート)。改定幅は国内価格が20%値上げとなる。
国内では慢性的な人手不足により、物流費用の高騰だけでなく、工場のメンテナンス費用など他の項目においても様々なコストが上昇している。三菱ケミカルは合理化によるコスト吸収を進めてきたが、足下ではそれを上回る費用の増加が発生していることから、値上げに踏み切ったもの。