日本郵船は9月4日、グループのSymphony Creative Solutions社(SCS)がオープンイノベーションを通じた海運業界における新しい価値創造を目的としたイベント「Ocean of Opportunities Challenge(O3 Challenge) 」を2~8月にかけて開催したと発表した。
O3 Challengeは全世界のスタートアップを対象としたコンテストで、SCSがOcean Network Express(ONE)とシンガポール国立大学のスタートアップインキュベーション事業であるNUS Enterpriseと共同で企画・運営した。
< 6月27日に行われた選考会 >
開催2年目の今年は、ONEの実務上の課題6つに対して、14か国50社超のスタートアップがソリューションを応募。6月27日にシンガポールのマリーナベイサンズで開催された「Innovfest Unbound」の会場で最終選考を行い、上位3チームを決定した。
現在はSCSとONEが受賞者とともに、提案されたソリューションの本格導入を見据えた検証を実施している。
<謝恩パーティーでの集合写真>
また、8月19日にはイベント関係者や受賞者を含む決勝進出チームを招いた謝恩パーティーをONE本社で開催。シンガポール海事港湾庁長官やSingapore Shipping Associationなど特別ゲストからの祝辞に続き、スタートアップ上位3チームによる発表を行うなど交流を深めた。