米国プロロジスと、米国の物流REITの1社である「リバティ プロパティ トラスト( NYSE LPT、LPT社)」 は10月27日、プロロジスによるLPT社の負債引き受け分を含む126億ドル(約1兆3730億円)の全額株式交換での合併に同意した、と発表した。
LPT社の買収により、プロロジスが主要マーケットと位置付けているリーハイ バレー(ペンシルバニア州 とニュージャージー州にまたがるエリア )、シカゴ、ヒューストン、 ペンシルバニア州中央部、ニュージャージーや南カリフォルニアなどでの存在感がより確固たるものとなる。
買収により取得した概要は「1億700万平方フィート(約990万m2の運営中ポートフォリオ、うち87%はプロロジスの主要マーケットに立地」「510万平方フィート(約 47万m2)の開発中の施設」「1970万平方フィート(約183万m2) の施設を開発可能な1684エーカー(約680万m2)の開発用地」「490万平方フィート(約46万m2)の運営中および開発中のオフィススペースとなる」。
プロロジスは 28億ドル(約3050億円)の非戦略的資産や、7億ドル(約760億円)のオフィス資産を含む、約35億ドル(約3810億円)の資産を、案分計算により 売却する予定である。
さらに、将来的には、1000万ドル(約11億円)の歳入相乗効果や5000万ドル(約 54億円)の開発価値創生を含む、年間約6000万ドル(約65億円)のコスト削減を見込んでいる。