日本通運は11月1日、国内引越サービスに定休日を導入すると発表した。
12月4日から、 引越需要が相対的に少ない毎週水曜日(申し込みや引越作業が集中する時期を除く)を定休日とし、家財の搬入出や、訪問先の下見、電話等による見積り、梱包資材の配達や使用済資材の引き取りといった業務を休止する。
なお、見積内容の変更有無に関する確認コールや、各種問い合わせ、オプションの小物箱詰め・箱明け収納サービス、各種電気工事や自家用車の陸送といった付帯サービス作業については、従来通り行う。
日本通運は、これまで引越サービスに年末年始の一部日程を除いて休業日を原則設けていなかったが、労働人口の減少によるドライバー・作業スタッフ不足の顕在化や、働き方改革への取り組みなど、物流業界を取り巻く経営環境が厳しい状況になっていることから、安定的かつ良質なサービスの継続した提供と、人材確保に向けて定休日の導入を決めた。