鉄道情報システム(JRシステム)は11月20日、シモハナ物流に「勤務シフト作成お助けマン」を導入し、運行管理者の作業負担の削減、およびドライバーの不満の解消に大きく貢献した導入事例を公開した。
特に運行管理者の負担が大きかったコンビニ配送業務のシフト表作成について見直しの必要性を感じ、JRシステムの「勤務シフト作成お助けマン」を導入することを決めたもの。
コンビニ配送は1日3便ある上に、行けるルートや時間帯、休日の間隔などを考慮した複雑なシフト表作成が求められ、Excelを使用した人力の作業は、数日かけて実施。さらに、人が作るシフト表にはどうしても偏りが出てしまうため、ドライバーからも不満が出ており、人材の定着率に影響する大きな課題として捉えられていた。
このサービスを利用することでシフト表作成にかかる時間は1日に短縮。また、ルートによってドライバーの負担の差はあるものの、負担が大きいルートは休日前にしたり、個人別にルートの制限をかけたりすることもでき、満遍なく振り分けることが可能に。ドライバーの不満も少なくなり、働く環境が改善された、としている。
なお、シモハナ物流は、食品物流に特化して外食・メーカー・小売など幅広い顧客に最適な物流を提供。現在は全国40拠点以上の物流センターを持ち、保有車両1000台を超える規模。商品を早く安全に運ぶのはもちろんのこと、働くドライバーの労務環境についても業界に先駆けて改善を進めていた。
■導入事例紹介ページ
https://www.otasukeman.jp/service/detail16
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