LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ケネディクス商業リート投資法人/新宿西落合配送センターを取得

2020年01月10日/物流施設

ケネディクス商業リート法人は1月10日、新宿西落合配送センターを8億1000万円で取得することを決定したと発表した。

<新宿西落合配送センター外観>

20200110kenedy1 - ケネディクス商業リート投資法人/新宿西落合配送センターを取得

<位置図>

20200110kenedy2 - ケネディクス商業リート投資法人/新宿西落合配送センターを取得

取得の理由は、ケネディクス商業リート投資法人が、資産規模の成長と安定した収益の確保を実現する生活密着型商業施設に重点投資を行っているほか、物流施設も投資対象としているが、今般、物流施設への投資を通じてポートフォリオの分散と充実を図るため、投資法人の規約に定める「資産運用の対象及び方針」に基づき、この物件の取得を決定したもの。

この物件は Jリート市場初の新宿区内の物流施設であり、取得決定に際しては、立地面では、新宿区内の人口密集地区に立地していることを挙げている。周辺においてこの施設のようなラストマイル配送に適した倉庫スペースは希少性があり、通販市場の拡大に鑑み、施設の立地評価は今後、より高まるものと考えられる。

施設特性としては、現在のラストマイル配送センターはビルの一角等に倉庫スペースを有する施設がほとんどである中、この施設は倉庫スペースとトラックヤードが一体となった施設となっている。この点からも希少性が高く、ラストマイル配送センターに最適な施設スペックを有している。

テナント面では、現在、大手宅配事業者であるヤマト運輸がテナントとして利用している。ヤマト運輸の都市型配送センターの中でもトラックヤードを有するセンターは限られており、また、このようなトラックヤードを有する施設は周辺にはほとんどないことから同社にとって重要な施設と位置付けられているものと考えられる。また、都市部内での物流施設需要が強く、施設も同業他社、通販関連事業者、飲料ベンダー、トランクルーム等、多様なリテナント候補が想定され、リテナント・リスクは低いと考えられる。

■概要
物件名称:新宿西落合配送センター
所在地:東京都新宿区西落合一丁目 23 番 15 号
取得年月日:2020年1月10日
敷地面積:929.42m2
用途地域:準工業地域
指定建ぺい率:60%
指定容積率:200%
所有形態:所有権
延床面積:784.11 ㎡
竣工日:1990年9月28日
用途:事務所・倉庫
構造・階数:鉄骨造スレート葺2階建

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース