UPSのグローバル市民活動をけん引するUPS基金は2月3日、中国・武漢でのコロナウイルス感染拡大対策支援のため、レスピレーターマスク200万枚と、プロテクティブカバーオール1万1000枚、ニトリルグローブ28万枚などの個人用保護具(PPE)の中国への航空輸送を無償で行うと発表した。
<人道支援物資として運ばれる医療マスク等>
<待機するUPSの貨物航空機>
<貨物航空機に搬入される人道支援物資>
米ジョージア州のNPO2団体(MAP International、MedShare)との協力のもと、今回のUPSのフライトは、中国赤十字会および荷受団体である湖北省疾病対策センター(Hubei CDC)を通じ、国際医療支援団体「Project HOPE」とも連携して調整された。
UPS基金のエデュアルド・マルチネスプレジデントは「世界は、この危険なウイルスの感染拡大を抑えるための強力な官民パートナーシップによる支援を必要としている。UPS基金は、我々の人道支援ネットワークを拡大し、サプライチェーンの専門知識と航空輸送でパートナーを支援している。UPS基金は、パンデミック対策のための世界健康保障グループの「民間セクターラウンドテーブル(PSRT)」および「パンデミックサプライチェーンネットワーク(PSCN)」のメンバーであり、危機的状況にあるコミュニティに支援を届けるべく救援機関のグローバルネットワークを構築してきた。今回は、中国の医療従事者への支援となる」とコメントしている。