国土交通省は2月4日、引越時期の分散を昨年から経済団体を通じて呼びかけているが、3月から4月にかけて依頼が集中することから、さらなる分散を呼び掛けている。
<2018年度における大手引越事業者6者の引越件数>
引越時期の分散については、引越サービスの利用者にも大きなメリットがある。例えば、昨年、引越時期を最繁忙期から避けた利用者から、「3月末の土日の引越と比べて、引越代金が安くなった」、「会社の従業員の引越に係るコストを抑えることができた」、「3月の最終週から引越時期をずらすことで、予約が取りやすくなった」との声が上がっている。
国土交通省では、引越時期の分散に向けて、新たな取組を実施する。経済団体等への要請として「経済団体を通じて、民間企業の異動時期分散化の検討要請」、国土交通省職員の異動に関して「人事異動時期の分散に向けた試行的な取組を実施」、その他として「全国の地方運輸局における引越のトラブル等に関する情報提供窓口の設置」等を行う予定だ。