郵船ロジ、シナモンAI/物流業務改善でAI活用システム開発着手

2020年03月03日 

郵船ロジスティクスとシナモン(シナモンAI)は3月3日、物流業務改善に向けたソリューション提供で、AIを活用した協業に関する基本合意書を締結したと発表した。

シナモンAIのAI-OCR 「Flax Scanner」技術を活用し、航空輸出におけるケースマーク照合システムを開発することを目指す。

航空貨物の入出庫作業では、倉庫作業員による手作業の業務が数多く存在している。業務効率化をはじめとする倉庫業務の変革が課題となっているなか、郵船ロジスティクスとシナモンAIは、輸出貨物出庫時の倉庫での照合業務に関する実証実験を通じて、AI-OCRの適用可能性を検証してきた。その結果、同業務の大幅な業務改善効果が見込まれたことから、その実用化ならびに物流業界への導入拡大を目指し、本格的にシステム開発に着手する。

ケースマーク照合システムのイメージは、輸出貨物を倉庫から出庫するにあたり、郵船ロジスティクスでは倉庫作業員が顧客からの貨物情報と貨物に貼付されたケースマークを目視で確認することで、出荷すべき貨物の照合を行っている。その目視確認をシナモンAIのAI技術であるFlax Scannerを活用しケースマークを読取・照合させることで、目視による確認作業の軽減や照合誤りの未然防止につなげることを目指すもの。

加えて、照合からカーゴラベルの貼付までの業務フローを見直すことで従来の作業スタイルを変革し、今回の協業を契機として、倉庫作業での効率的な新しい働き方を実現していきたいとしている。

今後の展開では、まずは郵船ロジスティクスの成田ロジスティクスセンターでの導入を目指す。その後、他の国内物流施設や海外施設への導入も進めていく予定だ。

なお、AI-OCRとはAI技術を取り入れた光学文字認識機能。Flax Scannerとは案件毎にレイアウトが異なり、取得項目の場所が無数に変わるような非定型帳票の場合でも、各項目の特徴を学習させることで、事前の登録・帳票定義なしで対象項目を自動読取することができるAI-OCR。読込対象となる文章は、印字、手書きなど様々な文書に対応。

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