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野村不動産/圏央道「青梅IC」周辺で6.7万m2物流施設竣工

2020年03月04日/物流施設

野村不動産は3月4日、東京都青梅市で「Landport青梅II」を竣工した。

<Landport青梅II>

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Landport青梅IIは圏央道「青梅IC」から2.5km、JR青梅線「小作駅」から徒歩15分の位置に立地する敷地面積4万m2、地上3階建て延床面積6万7000m2の賃貸用物流施設。鴻池運輸が全棟を利用し、飲料や食品原料、建材を扱う物流拠点として運用する。

<倉庫内観>

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<1階の低床バース>

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<車路>

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<カフェテリア>

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施設の汎用性を保てる範囲でテナント企業の要望を取り入れた野村不動産独自の施設形式「カテゴリーマルチ」型の物流施設で、1階には飲料の高頻度入出荷や建材の取り扱いに対応するため、建屋の両面に低床式のトラックバースを整備。また、保管効率を高めるため各階の天井高6.5mを確保しているほか、上下搬送に用いる垂直搬送機には、飲料パレットに対応したタイプの機種を採用した。

<日野自動車が入居中のLandport青梅I>

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<建設段階でテナント企業が決定したLandport青梅III>

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Landport青梅IIは、3棟・総延床面積20万m2のカテゴリーマルチテナント型物流施設からなるLandport青梅プロジェクトで2棟目の施設。2018年11月に竣工したLandport青梅I(延床面積6万1000m2)は日野自動車のグローバルパーツセンターとして稼働中で、2021年5月の竣工に向けて建設中のLandport青梅III(7万3000m2)も竣工前段階ですでにメーカーによる1棟借りが決定している。

Landport青梅プロジェクトの建設地は東芝の旧青梅工場跡地を取得したもの。そのため、同工場の元従業員を含め周辺に就労人口が多く、雇用を確保しやすい点も早期の満床を後押ししたようだ。

<野村不動産の問田常務>

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野村不動産の問田 和宏 常務執行役員・都市創造事業本部長は「Landport青梅IIで、Landportシリーズは17棟目となった。テナントの鴻池運輸には埼玉県羽生市の物流施設も利用してもらっており、Landport青梅IIが2棟目の契約。同施設については1年程度協議し、テナントオペレーションに沿った仕様を策定した。竣工後も、オペレーションの円滑な立ち上げや運営改善などに引き続き尽力していく」とコメントした。

■Landport青梅II
所在地:東京都青梅市末広町2-9-13
敷地面積:4万826.67m2
延床面積:6万7107.29m2
構造・規模:RC+S造・耐震・スロープ型・3階建
トラックバース:90台
乗用駐車場:108台
トラック待機場:17台
竣工:3月4日

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