日本通運は3月10日、、エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会(国土交通省海事局が協力)から「海運モーダルシフト大賞」を月桂冠と共同受賞し多と発表した。
<大賞受賞時の表彰式>

この表彰制度は、2008年から開始され、今回が11回目(18年度は中止)。今年度からは特に功績のあった優良事業者を対象とした海運モーダルシフト大賞が新設され、日通の京都支店が受賞した。
日通は、製品輸送時のCO2削減やトラックドライバー不足等を背景とした月桂冠の意向を受け、同社製品の京都発・東北6県エリアの輸送について、在庫を持たないスルー型から、物流の中継倉庫設置による在庫型へ輸送形態の変更を実現するため、東北地区の最適な在庫拠点の開拓と効率的な在庫管理の運用を確立した。
また、この区間の製品輸送について、従来の全量トラック輸送を「名古屋港→仙台港フェリー」 を利用した海陸一貫輸送体制を構築することにより、モーダルシフトを実現した。フェリー 利用によって一部区間の輸送を無人化することで、ドライバー不足の課題にも対応し、長期的な 安定輸送を可能にした。
なお、エコシップ・モーダルシフト事業実行員会は、海上貨物輸送を一定水準以上利用してCO2削減に取り組んだエコシップマーク認定事業者の中から、特にモーダルシフトに対する貢献度が高いと認めた荷主企業と物流事業者に対して表彰を行っている。
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