日本貨物鉄道(JR貨物)が5月13日に発表した4月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は165万9000トン(前年同月比10.3%減)、車扱が64万トン(8.1%減)となった。
コンテナ・車扱の合計は、229万8000トン(9.7%減)。
コンテナは、新型コロナウイルスによる需要低迷の影響もあり、紙・パルプ、化学工業品、化学薬品、自動車部品、家電・情報機器、エコ関連物資などの品目で前年を大きく
下回った。
食料工業品は現地生産化が進む清涼飲料水の荷動きが低調なほか、外食産業向けビールの輸送が減少。一方、農産品・青果物については北海道からの玉葱の発送が順調に推移し、前年を上回った。
積合せ貨物は、在宅需要もあり堅調に推移した。
車扱は、外出自粛の影響もあり石油が前年を大きく下回った。