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SGアセットマックス/佐川東京LCで物流施設初のJHEP認証取得

2020年05月20日/CSR

SGアセットマックスは5月20日、運用を受託する私募ファンドの保有物件「佐川東京ロジスティクスセンター(STLC)」で、日本生態系協会が開発・運営を行っている「JHEP認証」のAランク評価を5月15日付で取得したと発表した。

<地域本来の植生である樹木が多く植栽された外構>
20200520sg - SGアセットマックス/佐川東京LCで物流施設初のJHEP認証取得

<屋上緑化スペース>
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JHEP認証は、生物多様性の保全や回復に資する取り組みを定量評価する制度。物流施設での取得はSTLCが初となる。

STLCは2012年11月に竣工し、佐川急便千代田営業所、中継センター(1~3階)と物流倉庫(4~5階)からなる物流棟(6万3349m2)に加え、SGホールディングス東京事務所と佐川急便東京本社が入居する事務棟(1万1442m2)、洗車場や給油所などのその他付帯施設(263m2)で構成されている。

「環境配慮型物流センター」を着工時のコンセプトとし、大規模な壁面緑化、屋上緑化による建物への熱負荷低減とヒートアイランド現象の抑制、LED照明+昼光センサー、節水型トイレ、Low-Eガラス、サブ変電設備の高効率トランス使用など、施設の省エネルギー化が図られている。

また、東京都江東区の「みどりの条例」に基づき、地上部、屋上庭園、壁面、接道部をシラカシやツツジ、オオシマザクラなどの樹木で植栽し、敷地全体で6226m2(竣工時点)の緑化を実現することで、生物多様性に配慮した街づくりに寄与している。

SGアセットマックスは、サステナビリティを重視した運用と同時に、外部評価による客観性の確保を目的として、STLCでのJHEP認証取得に向けた取り組みを実施。

STLCでは、高木のタブの木、ケヤキ、シラカシなど地域本来の植生である樹木が多く植栽された外構に加え、施設屋上にも緑化が施され、みどりの確保と同時に社員の憩いの空間が創出されていることが評価され、物流施設初となるJHEP認証の取得に至った。

■佐川東京ロジスティクスセンター(STLC)概要
所在地:東京都江東区新砂2-2-8
建築面積:1万9388.27m2
延床面積:7万5054.23m2
建物構造:(物流棟)鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根5階建
(事務棟)鉄骨造陸屋根6階建
建物用途:事務所、倉庫業を営む倉庫、荷捌場
竣工:2012年11月

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