帝国データバンクは7月8日、全国企業倒産集計2020年上半期報を発表した。
それによると、倒産件数は3943件、3年連続の前年同期比減少、負債総額は6316億7900万円、半期ベースで2000年以降最小となった。
上場企業倒産は、レナウン(東京都、民事再生、東証1部)の1件のみ。
業種別にみると、7業種中6業種で前年同期を下回った。サービス業(933 件、前年同期比3.9%減)は、5年ぶりの減少。一方、小売業(935件、3.3%増)は唯一前年同期比増加、特に飲食店(398件)は13.7%増と、半期ベースで2000年以降最多。
運輸・通信業は132件と前年同期比4.3%減となっている。
運輸・通信業の内、運輸関係の大型倒産は鹿児島県にある外航貨物海運の大東海運産業で、負債は70億円で特別清算となっている。