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メディセオ/千葉県浦安市に3.7万m2のメディカルセンター竣工

2020年07月14日/物流施設

メディパルホールディングスの子会社メディセオは7月14日、シェアリング・ロジスティクス・センター「メディカル流通センター東京」が7月15日に竣工すると発表した。

<「メディカル流通センター東京」外観>
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<「メディカル流通センター東京」トラックバース付近>
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設備投資額は総額約43億円(建物、設備、機器等)、稼働開始時期は2020年9月の予定だ。

メディセオは、近年の流通でのニーズの変化に対応するべく、これまでALC(医療用医薬品や医療材料等を取り扱う高機能物流センター)の運用によって培ってきた高機能な物流ノウハウを活用して「メディカル流通センター東京」を竣工したもの。

このセンターは、2019年8月22日まで稼働していたメディセオの「東京物流センター」をフルリノベーションした多目的医薬品流通センターで、GDPガイドラインに準拠した高水準の物流機能のほか、在庫保管、流通加工、トラックターミナルなどの設備も有している。

医療用医薬品、医療機器、医療材料、臨床検査試薬などの商品流通での多様なニーズに応えることのできるシェアリング・ロジスティクス・センターとして、医療用医薬品等の物流事業会社およびグループへの賃貸を予定している。

施設の特長では、2019年8月に業務提携した三菱倉庫の医薬品専門運送子会社であるDPネットワークが展開するGDP対応の輸送サービス「DP-Cool」に準拠した温度管理システムを採用。これにより、24時間365日の温度監視など厳格な管理が可能となる。

温度管理では、10トン車、4トン車に対応する温度管理専用ドックを設置。医薬品専用トラックバースで荷受することにより一定の温度帯で安定した品質管理を実現。

偽薬対策ではIDカードを使った入退館システム、ITVカメラにより、部外者が入館不可能な環境を構築することで偽薬などの混入を防止。衛生管理は、埃・塵対策として、床素材にノンワックスリュームカーペットを採用。また、総合環境衛生管理(防虫防鼠・空気環境測定)により万全の衛生管理を実現した。

また、万全のサスティナビリティ(持続可能性)とセキュリティ機能も装備。商品ラックに棚免震装置「ミューソレーター」を施すとともに、自家発電設備、瞬時電圧低下補償装置を設置。自然災害時にも、安定した供給体制を整えている。また、ID認証システムにより庫内のセキュリティも確保している。

■施設概要
名称:メディカル流通センター東京
所在地:千葉県浦安市港76-1
敷地面積:2万6447m2
建築面積:1万4214m2
延床面積:3万7781m2
構造:鉄骨造、地上3階建

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