LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





メディセオ/首都圏~北海道間の医療用医薬品で4社共同モーダルシフトへ

2025年04月09日/3PL・物流企業

メディセオは4月9日、グループの物流センター間で行われる医薬品の幹線輸送において、首都圏~北海道方面への輸送に「31フィート鉄道コンテナ」を活用したモーダルシフトを開始したと発表した。

<首都圏~北海道方面の新ルートでは、2つのデザインのコンテナを走行>
20250409mediseo1 - メディセオ/首都圏~北海道間の医療用医薬品で4社共同モーダルシフトへ

<メディセオのコーポレートスローガンである「健康応援オーケストラ」のメッセージを、音の広がりをイメージしてたくさんの人々に薬を届けたいという思いを込めたデザイン>
20250409mediseo2 - メディセオ/首都圏~北海道間の医療用医薬品で4社共同モーダルシフトへ

<「医療と健康、美」の流通を日本中に途切れることなく繋げていきたいという思いと モーダルシフトへの取り組みにより、環境を守るという思いを込めたデザイン >
20250409mediseo3 - メディセオ/首都圏~北海道間の医療用医薬品で4社共同モーダルシフトへ

グループでは、「医療と健康、美」の流通を支える事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを多角的に推進している。その一環として、メディセオでは2021年より、日本石油輸送、日本貨物鉄道および日本フレートライナーと連携した4社共同プロジェクトにおいて、従来の大型トラック輸送から環境負荷の少ない鉄道コンテナを活用した輸送に取り組んできた。

導入する31フィート鉄道コンテナは、従来のコンテナと比較して医薬品を大量に輸送することが可能であり、長距離トラックのドライバー不足に対応するとともに、物流コストの削減にも寄与する。

また、環境負荷低減にも貢献する点から、同社グループの持続可能な物流に関する取り組みをさらに強化する重要な施策となる。温室効果ガス排出量の削減については、首都圏~東北間と首都圏~関西間の基幹物流において、従来の輸送と比べ約75%、年間換算で約246t-CO2の削減を実現しており、今回の首都圏~北海道間の医薬品輸送のモーダルシフト開始により更なる削減を見込んでいる。

なお、この取り組みは、流通業務の効率化を図る事業として国土交通省の「物流総合効率化法」に基づく総合効率化計画に認定されており、「モーダルシフト加速化緊急対策事業」に採択されたものとなる。

CRE、estie/首都圏の物流不動産の賃料微増、空室率横ばい

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース