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ESR/熱中症リスク可視化、物流施設に環境システムサービス提供

2020年07月14日/IT・機器

ESRは7月14日、温度・湿度をセンシングし、熱中症リスクを可視化、アラート機能も備えた「ESR 環境モニタリングシステム」のサービス提供を開始したと発表した。

<物流施設外観(左)と施設内(右)のセンシングデバイス設置の様子>
20200714esr1 520x200 - ESR/熱中症リスク可視化、物流施設に環境システムサービス提供

<ESR 環境モニタリングシステムの全拠点の画面(PC)>
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<全拠点のフロア別の画面(PC)>
20200714esr3 520x565 - ESR/熱中症リスク可視化、物流施設に環境システムサービス提供

<テナント向けの画面>
20200714esr4 - ESR/熱中症リスク可視化、物流施設に環境システムサービス提供

<スマートフォンの画面>
20200714esr5 - ESR/熱中症リスク可視化、物流施設に環境システムサービス提供

ESRの物流施設内の各フロアの⼀定区画ごとと屋外にセンシングデバイスを設置、温度/湿度を15分ごとに計測し、熱中症リスクを可視化、暑さ指数(WBGT)が⼀定基準を超えるとアラートする機能を備えた独自のシステム。

ESRは全施設を⼀元管理、各施設の建物管理者は建物全体、テナント企業は占有区画、と各権限の環境状況をモニタリングできる。PC端末に加え、スマートフォン端末からも確認することができるため、遠隔からもサポートすることが可能だ。

このモニタリングシステムはSOOTHに技術協力を得て、ESR独自のシステムとして開発制作したもの。

ESRはテナント企業のウェルビーイング(快適、良好、幸福等の意味)、特に熱中症の予防・対策をサポートできるツールとして無償でこのサービスを提供する。今年は特に新型コロナ感染予防対策としてのマスクの着用により、熱中症のリスクが高まるおそれがあると厚生労働省も注意を促しており、このモニタリングシステムがよりテナント企業の役に立てることを願っている。

また、蓄積されるセンシングデータは、今後の施設開発や施設管理に有益な情報も得られると期待している。このモニタリングシステムはまず、ESR野田DC(千葉県野田市)、ESR守谷DC(茨城県守谷市)、ESR名古屋大高DC(愛知県名古屋市)で実装し、2020年7月から順次サービス提供を開始した。

今後、ESR戸田DC(埼玉県戸田市、2020年9月30日竣工予定)、ESR川崎夜光DC(神奈川県川崎市、2021年6月30日竣工予定)にも導入予定だ。

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