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横浜市/横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナル暫定供用

2020年08月04日/物流施設

横浜市は8月4日、横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナルは、この7月末に岸壁及びヤードの整備が概ね完了し、8月7日から暫定供用を開始すると発表した。

<横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナル位置図>
20200804yokohamakou 520x316 - 横浜市/横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナル暫定供用

<横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナルの様子>
20200804yokohamako2 520x165 - 横浜市/横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナル暫定供用

横浜港の主力ふ頭の一つである南本牧ふ頭では、コンテナ船の大型化や船社間の連携による航路の再編など情勢が変化する中、大型船の入港や増加する貨物に対応するため、我が国最大唯一となる水深18mの耐震強化岸壁を備えたコンテナターミナルの整備を進めてきた。

このほど、MC4が運用を開始することで、MC3・4は水深18m、延長900m連続バースとして世界最大級のコンテナ船に対応できる国内最大水深を有する高規格コンテナターミナルとなる。

さらに、MC1~4のすべてのターミナルの一体利用が可能となる。多方面の航路の船舶が船型やスケジュール等に応じて、施設全体を柔軟に利用できる画期的な運用が実現でき、高規格な施設能力を最大限に発揮できることとなる。

管理棟等を含む全体施設の運用開始は、2021年春頃を予定している。

なお、横浜港は年間約8000万トンの外貿貨物、約300万TEUのコンテナを取り扱う国内有数の港。

■概要
岸壁(耐震強化):水深18m(コンテナターミナルとして国内最大水深)
延長:500m
コンテナクレーン:計画3基中1基整備済み(24列9段積み対応・免振構造)
総面積:22.5ha
コンテナ蔵置能力:約1万2000TEU(港湾計画上の蔵置能力)
特徴:コンテナ船の大型化や取扱貨物量の増大に対応する大水深・高規格コンテナターミナルとして、国際基幹航路の我が国への寄港の維持・拡大に貢献。

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