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東京汽船/4~6月の曳船事業は売上9.6%減、営業損失4400万円

2020年08月11日/決算

東京汽船が8月11日に発表した2021年3月期第1四半期決算によると、売上高21億3100万円(前年同期比27.0%減)、営業損失2億7700万円(前期は2900万円の利益)、経常損失2億400万円(前期は1億7200万円の利益)、親会社に帰属する当期損失2億3200万円(前期は1億4200万円の利益)となった。

主たる事業である曳船事業は、新型コロナウイルス感染症が海上物流に与える悪影響は4月に入り出始め、東京湾への入出港船舶数の減少は5月以降さらに拡大傾向を示している。

横浜川崎地区では、作業対象船舶のうち自動車専用船、大型タンカーや客船を中心にほぼすべての船種の入出港船舶数が減少し減収となった。

東京地区では、作業対象船舶がコンテナ船中心であることから入出港数は微減に留まり、ほぼ前年同期並みの水準を維持した。

横須賀地区では、コンテナ船、危険物積載船や鉱石船の入出港数が減少し、エスコート作業や東京湾口水先艇の乗下船作業が減少し大幅な減収。

千葉地区では、石油製品の輸出増加によりプロダクトタンカーが増加し微増となった。

曳船事業セグメントの売上高は18億7900万円(9.6%減)となり、燃料費は減少したものの大幅な減収が響き4400万円の営業損失(前年同期は2300万円の営業利益)となった。

なお、旅客船事業セグメントの業績は、売上高は2億100万円(69.5%減)となり、大幅な減収が響き2億300万円の営業損失(前年同期は1100万円の営業利益)だった。

今後の業績予想は、第2四半期の業況を見据え予測が可能となった段階で公表するとしている。

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