日野自動車は8月24日、国土交通省にレンジャーのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(ピストン)。
原動機のピストンにおいて、鋳造工程の設備条件が不適切なため、ピストンリング溝部の強度が不足しているものがある。そのため、この溝部に亀裂が生じ、走行中にエンジンが損傷するおそれがある。
走行距離が5万kmを超える車両は、原動機を点検し、ピストンが損傷している場合は全気筒のピストンを対策品と交換する。また、走行距離が5万km以下の車両は、全気筒のピストンを対策品と交換する。
不具合件数は、80件、事故はなし。リコール対象車の台数は1万741台。交換修理用部品として組付けられた可能性のある車両112台。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001359805.pdf