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セイノーHD/全国に展開するLCC宅配ネットワークを強化へ

2020年09月01日/SCM・経営

セイノーホールディングスは9月1日、輸送グループであるココネットが、8月31日付でリビングプロシードの株式を取得し、グループ化したと発表した。

リビングプロシードのグループ化は、置き配サービス「OCCO」を、全国に展開するLCC宅配ネットワークへと強化することを目的としている。

リビングプロシードは40年以上にわたりフリーペーパー・折込広告の配布によるプロモーションを専業としている。リビングプロシードの保有する約1万名の配布員=ギグワーカーのネットワークを「OCCO」と融合し、ラストワンマイルのオープン・パブリック・プラットフォーム(O.P.P.)構築をさらに加速させる。

また「OCCO」を、誰もが、必要な時に、必要なだけ担える仕事にすることで、宅配業界での人材のオープン化(O.P.P.)を進め、業界の課題解決につなげる。

セイノーHDでは、O.P.P.の構築を進めている。関連子会社であるココネット、ベクトルワン、インテンツでは、狭商圏の宅配シェアリングプラットフォーム「スパイダーデリバリー」や、物流のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するラストワンマイル統合管理ソリューション「Delivery Solution SaaS」を提供し、全国の食品宅配ニーズに対応できる体制を整備してきた。

さらに、業界の変容が進むラストワンマイルの宅配においては、ココネットが出資するジョイントベンチャーLOCCOを通じて、業界初「幹線+ギグワーク」による置き配サービス「OCCO」の提供を今年8月より開始した。

これは、セイノーグループが持つ輸送ネットワークと、必要な時に必要な分だけ働くギグワーカーを組み合わせるという、これまでにないコンセプトをもとにしたサービスで、従来と比較して革新的な価格で、荷物を確実に届けることが可能となる。

■会社概要
名称:リビングプロシード
所在地:東京都港区六本木6-8-10 ステップ六本木5F
設立:1977年6月10日
資本金:1億円
事業内容:プロモーション及びコミュニケーション活動にかかわるマーケティング活動全般

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