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大幸薬品/大阪府茨木市で新工場を稼働、空間除菌剤の生産10倍へ

2020年11月19日/生産

大幸薬品は11月18日、空間除菌製品「クレベリン」を製造する新しい生産拠点である大阪府茨木市彩都の茨木工場の稼働を開始したと発表した。

<大幸薬品 茨木工場(大阪府)>
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茨木工場は、高速自動化ラインを導入し、クレベリン液剤のボトル充填から、熱を加えて包装フイルムを収縮密着する「シュリンクラベリング」、製品梱包、封函の一連の作業を行う「カートニング」を完全自動化。従来に比べ約3分の1の工員人員で運用を可能にした。

新工場は新型コロナウイルスの影響によって、店頭での品薄状態が続く「クレベリン」の急激な需要ニーズに対応するために建設した。敷地面積は7947m2で、名神高速道路の茨木ICから約7km、新名神高速道路の茨木千提寺ICから約2kmと都市部に近い立地に位置する。

大幸薬品では、これまで京都工場の生産能力増強と併せて、交代勤務制の導入や、協力工場の活用などで生産能力を2019年の3倍程度にまで引き上げてきたが、ひっ迫する需要に対応できていなかった。

こうした状況を受けて、茨木工場は機械メーカーなどの協力を得て、起案から7か月という短期間で立ち上げた。また、新工場の稼働によって、需給状況や在庫水準を図ることで2019年と比べて生産能力を最大で約10倍まで引き上げることが可能になったとしている。

■概要
立地:大阪府茨木市彩都はなだ2丁目1-4
敷地面積:7947m2
交通:名神高速道路 茨木ICより約7.0km、新名神高速道路 茨木
千提寺ICより約2.0kmに

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