工進は1月13日、宮城県仙台市に自社2拠点目となる「仙台配送センター」を開設したと発表した。
これにより、工進の全商品ラインナップを日本全国へ最短納期で供給できる体制を構築。災害時などに需要が急増する発電機等も備蓄し、万全の供給体制を構築。日本全国へ万が一の「安心」を提供していくとしている。
仙台配送センターは2021年1月より本格稼働開始。地上4階建ての延床面積3万6854m2の広大な倉庫の一部スペースから稼働し、工進全機種の在庫を保管。倉庫管理システム(WMS)を導入し、保管・出庫の効率化&標準化を行った。
また、立地的にも恵まれており、仙台塩釜港至近、仙台中心部から12km、仙台東部道路・三陸自動車道の「仙台港北IC」から3km等アクセスもよく、工場・物流施設の集積地に位置しているため、24時間365日稼働を実現した。
これまでは、本社のある京都から日本全国に発送する体制であったため、東日本は西日本に比べ1日程度の到着遅れがあった。東日本に拠点を設けることで、納期短縮はもちろん、欠品対策も実施。発電機やポンプ、農機具類等の台風や大雨等の天候に影響される商品が、特定のエリアで需要が増加し在庫切れになってしまっても、もう一方の拠点の在庫を供給できる体制となった。また、東北地方での販売が多い除雪機のパーツも保管し、即納体制を整えている。
なお、工進は、主に農業・土木関連の業務用ポンプ・噴霧器・除雪機・発電機等の製造及び販売を手掛ける国内メーカー。1948年の創業以来、着実にシェアを拡大し、農業や土木工事で活躍するエンジンポンプは世界160か国で愛されているトップブランドとなっている。