ANAは2月5日、2021年度の貨物便輸送事業計画を策定した。
それによると、貨物専用機による運航便を成田空港に集約することで、機材効率を向上させるとともに、日本発着の輸送需要に加え、成田空港を経由したアジア・中国・欧米間の輸送需要を積極的に取り込み、収益向上を図る。
また、11機の貨物専用機を引き続き最大限に活用し、貨物便ネットワークを展開するとともに、チャーター便・臨時便を機動的に設定し、確実に収益を確保する。
さらに、需要動向や収益性を都度的確に見極め、現在運航していない地点・路線への貨物便就航も検討する。
そのほか、旅客機を利用した貨物専用便についても、機動的に設定していく。
なお、沖縄国際物流ハブについては、貨物専用機を中心としたモデルから、那覇空港へ就航する他社の国際旅客便やPeachの貨物スペースも活用したモデルへと移行することで、eコマース商品等の輸送需要に対応していくとしている。
ANA/24年下期航空輸送事業一部変更、貨物事業は収支最大化へ