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PCS/リチウムイオンバッテリー搭載の小型電動物流機器販売開始

2021年02月08日/IT・機器

ピー・シー・エス(PCS)は2月8日、リチウムイオンバッテリー搭載の小型電動物流機器の販売を開始した。

小型電動物流機器は、米国ITA(産業用トラック協会)による分類方法で主に「クラスII」「クラスIII」に分けられており、欧米を中心とした海外市場では、フォークリフトに替わる主力物流機器となっている。

同社では、軽量小型・メンテナンスフリーで環境負荷のないリチウムイオンバッテリーを搭載した「クラスII」「クラスIII」の小型電動物流機器を、より安価で提供できるサービスを開始する。

<電動パレットラック>
20210208pcs1 - PCS/リチウムイオンバッテリー搭載の小型電動物流機器販売開始

製品の一つが電動パレットトラック。物流機器の中でも世界的に急成長しているカテゴリー。パレットの種類・積載量・用途に応じて、さまざまな製品を取り揃えている。同社の電動パレットトラックは使いやすく、狭小な場所での操作性も抜群。また、可視性を重視しているので安全性も高く、耐久性・保管性にも優れている。各種用途に応じたバッテリー搭載モデル等、豊富なバリエーションを取り揃えており、ロジスティクス・小売・産業用アプリケーションなど、あらゆる分野の顧客のニーズに対応する。

特長は、「最大荷重1000kgから2000kgまで各種用意」「様々なフォークの長さと幅が選択可能」「軽量小型・メンテナンスフリーで環境負荷のないリチウムイオンバッテリー搭載」だ。

<電動スタッカー>
20210208pcs2 - PCS/リチウムイオンバッテリー搭載の小型電動物流機器販売開始

二つ目の製品が電動スタッカー。標準化されたパレットでの荷動きを中心とする欧米で普及し、いまやフォークリフトに替わる製品として、荷揚げ物流機器の主力となっている。リチウムイオンバッテリー搭載モデルは充電時間が短く、水の補充やメンテナンスが不要。さらに、充電器を搭載することで従来モデルよりもはるかにコンパクトで、使い勝手も大幅に向上した。人的作業負担を最小限にし、スタッキングと積み込み作業を格段にスピードアップする。

種類も、走行/昇降を電動で行うことができる「モノマスト電動スタッカー」、最も一般的なスタッカー「歩行式電動スタッカー」、移動距離が長く使用頻度が高い場合は「乗車式電動スタッカー」を用意している。

なお、欧州でのフォークリフトと小型電動物流機器の台数比率は33.1%対66.9%と、圧倒的に小型電動物流機器が多く使用されている。一方、日本国内では同上比率が64.8%対35.2%と、フォークリフト使用の比率が高いのが現状だ。

これらの小型電動物流機器は、操作性・整備性が高く定期検査が不要な機種がほとんどなため、メンテナンス費用を削減できる。さらに、フォークリフト講習が不要な機種もあるため、重量物の運搬が手軽にできる物流機器だ。

■問い合わせ
ピー・シー・エス
TEL:0120-41-4983

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