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マンハッタン/デカトロンにManhattan SCALEを導入

2021年02月12日/IT・機器

マンハッタン・アソシエイツは2月12日、フランスに本社を置くスポーツブランドメーカーである Decathlon(デカトロン)が、Decathlon China(デカトロンチャイナ)をはじめとするアジア太平洋地域(APAC)のB2C向けeコマース倉庫3拠点において、Manhattan SCALEソリューションを稼働させたと発表した。

Manhattan SCALEは、導入、管理、アップグレードなどあらゆる運用業務を容易に行える、倉庫管理のための統合プラットフォーム。Manhattan SCALEには、高度なモバイル機能を備えた倉庫管理システム(WMS)の開発を通じて蓄積されたマンハッタン・アソシエイツの知識と経験が集約されており、商品と情報の流れを高速化し、業界の規制や基準への準拠を確保しながら、在庫レベル、労働力、および保管スペース全体を最適にコントロールすることを可能にする機能を備えている。

デカトロンは、世界中に1700以上の小売店を持ち、60を超える国と地域の顧客に製品を提供している。コロナウイルスのまん延が起因となってeコマースは世界的に拡大傾向にあるが、アジア太平洋地域でのデカトロンの店舗においても、ここ1年でオンライン経由の注文は急速に増加している。その一方で、販売チャネルのシフトが徐々に進んでいることにより、注文処理、在庫管理、倉庫の人手不足といった様々な課題も浮上していた。

そこで、デカトロンではManhattan SCALEの採用を決定し、中国などアジア太平洋地域のB2C向けeコマース倉庫3拠点において、わずか3か月で導入を完了。需要の変化に合わせて倉庫管理機能をモダナイズ化したことで、eコマースの注文処理プロセスを合理化し、サプライチェーンと流通ネットワークの効率化を実現した。これにより、顧客に向けさらに優れたショッピング体験を一貫して届けることを可能にした。

デカトロンは、日本においても2015年にオンラインサイトを立ち上げたのに続き、直営店を兵庫県西宮市と千葉県千葉市 幕張地区にオープンさせるなど急成長を遂げてきた。このアジア太平洋地域における倉庫管理機能のモダナイズ化により、日本に向けた物流プロセスも更に改善することが見込まれており、今後より一層の顧客満足度向上が期待されている。

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