LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





マンハッタン・アソシエイツ/サプライチェーン計画システムを発表

2024年11月05日/IT・機器

マンハッタン・アソシエイツ(マンハッタン)は11月5日、同社のManhattan Activeソリューションスイートに「Manhattan Active Supply Chain Planning(マンハッタン・アクティブ・サプライチェーンプランニング)」を追加したと発表した。

製品は、サプライチェーン計画の策定に始まり、運用、結果確認、計画の見直しに至るPDCAサイクルの実行を、統合されたデータを用いてリアルタイムに行えるサプライチェーン計画システムとなる。

マンハッタンは、倉庫管理システム(WMS)を中心としたサプライチェーン運用系システムを長年にわたって提供してきた実績を持ち、世界の多くの顧客から高い評価と支持を得ていたが、その上流のプロセスとして、運用システムとシームレス且つリアルタイムで連携できる理想的な“計画系システム”が待ち望まれていた。

発表したManhattan Active Supply Chain Planningは、運用系システムであるWMSやTMS(輸配送管理システム)とリアルタイムに連動させることで、マンハッタンが提唱するサプライチェーンコマース・エコシステムという独自のビジョンを具現化するソリューションとなる。

Manhattan Active Supply Chain Planningを活用すると、在庫、労務、輸配送に至るすべての情報がリアルタイムで同期され、バッチ処理ではなく、統合された単一の計画の下でシームレスな運用を行うことが可能になる。結果としてサイロは排除され、サプライチェーン上の計画データの不整合も解消されるので、組織内での全体最適を実現することができる。

最大の特徴は、倉庫管理(WMS)、オーダー管理(OMS)、輸配送管理(TMS)といった企業のサプライチェーンをカバーする主要システムと同一プラットフォーム上で、データ連携をリアルタイムに行える点にある。これにより計画策定者は、運用に関わるすべての要素を瞬時に把握できるだけでなく、サプライチェーン全体で統合された単一の需要予測をもとに、在庫とリソースの最適化、物流コストの削減、市場投入までの時間短縮など、様々なビジネス課題にスピーディに対処することができる。

また、AIテクノロジーを活用して外部のあらゆるデータソースを参照するため、従来型のサプライチェーン計画システムでは取り込み切れなかった多様な条件を加味した、より実用的な需要予測を実現する。例えば、業界のインフルエンサーの活動や業界固有の慣習、地域ごとに異なる条件など、需要に影響する可能性のある膨大なデータが取り込まれ、AIにより解析されるので、全体最適された理想的なサプライチェーン計画を策定することが可能になる。

マンハッタン・アソシエイツ/シュナイダーエレの輸配送変革

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース