日本郵船は2月15日、子会社のInternational Car Operators N.V.(ICO)が保有・運営し、ベルギーのゼーブリュージュ港の完成車ターミナルに設置する風力発電タービン11基が稼働を開始したと発表した。
稼働した風力発電タービンは、ベルギーのフランダース地方で最大の陸上風力発電プロジェクト。発電容量は合計44MW(メガワット)で、ターミナル内の年間電力需要の100%を賄うことができるという。今後は、一部余剰電力の売電も予定している。風力発電タービンは周辺環境に十分配慮した上で設計・設置されているという。
ICOは、ゼーブルージュ港湾局の関連会社であるPortfineco、世界的な再生可能エネルギー事業者であるENGIEと、ゼーブリュージュ港の完成車ターミナルの風力発電事業で合弁会社ICO Windpark NVを設立し、運営している。同社では、ゼーブリュージュ港での知見を生かし、同社が世界各地で運営する完成車ターミナルへの横展開も視野に入れている。