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フェイバリット/神奈川県大和市に薬事対応倉庫をオープン

2021年02月16日/物流施設

フェイバリットは2月16日、神奈川県大和市に新たな薬事物流拠点として「大和センター」をオープンし、4月からの稼働を計画していると発表した。

<大和センター外観>
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この新センターオープンは、コロナ禍において試薬や治験薬、PCR検査キットのニーズが急速に高まる中、同社では既にPCR検査キット・抗原検査キットの発送業務を行っているが、検査需要が急速に拡大していることから、大和センターでも発送業務の一部を行う予定だ。

冷蔵・冷凍保管のできる既存の薬事倉庫ではすでに満床の見込みであり、冷蔵・冷凍管理対応倉庫のニーズは今後も高まっていくことが予想される事から、冷蔵・冷凍庫も併設してニーズに対応する。

大和センターは、東名高速道路の横浜町田ICから車で約15分、首都圏中央連絡自動車道の圏央厚木ICから約20分、国道246号線沿いに位置しており、東京港や羽田空港からは車で約1時間、横浜港からは約40分の場所に立地。関西や東北方面へのアクセスも良く、物流拠点としての地理的条件を備えている。

建屋は、同社関連会社(総面積1000坪)の3階300坪を利用して開設するもので、空調を完備した定温フロアの他、2℃~8℃の冷蔵庫とマイナス20℃の冷凍庫を設置。温度測定ロガーを設置し、任意に設定した時間幅で記録を取ることも可能。電子錠、防犯カメラ設置によるセキュリティ対策、防虫防鼠対策も講じ、GDP(Good Distribution Practices)にも対応出来る環境となる。

医薬品や医療機器、化粧品や医薬部外品などの取扱いが可能な薬事物流倉庫で、取り扱いに必要となる各製造業、販売業許可を取得予定。尚、同社メディカルセンター(昭島市)では2019年に医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO13485:2016」の認証を取得しており、大和センターの物流オペレーションにおいても、ISO13485 規格に準拠した高品質な物流サービスをお客様に提供することが可能となる。

■新倉庫の概要
名称:フェイバリット大和センター
所在地:神奈川県大和市上草柳1581-1(3F)
延床面積:300坪(定温フロア:200坪、冷蔵冷凍庫:20坪、ドライフロア:80坪)
取得予定許認可:医薬品製造業、医療機器製造業、化粧品製造業、医薬部外品製造業、動物用医薬品製造業、高度管理医療機器販売業及び貸与業
稼働開始予定:2021年4月

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