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大和ハウス/広島市西区に製造・物流・研究等の産業団地開発

2021年04月20日/物流施設

大和ハウス工業は4月20日、広島市西区で産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」の開発に着手すると発表した。

<「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」の全体像>
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造成工事着工、販売開始は4月20日から、造成工事完了(予定)が2022年3月31日、建物着工開始(予定)が2022年4月、事業完了(予定)は2023年3月としている。

すでに隣接地で販売中の産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポート」とともに「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」において、広島県や広島市と連携しながら積極的に企業誘致を行い、地域の活性化を図っていく。

「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」は、製造施設や物流施設、研究所、事業展開に沿ったエリア拠点などの新設が可能。事業面積(敷地面積)は、「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」の約3.4倍となる約7.9万m2(販売予定面積:約7万m2)で、約6800m2~1万6000m2の6区画に分割する予定。

山陽自動車道路「五日市インターチェンジ」と「廿日市インターチェンジ」から約10kmと近接しており、中国・四国地域だけではなく、関西、北陸、九州地域へのアクセスも容易です。また、広島港から約3km、広島市役所から約5kmと広島市中心部に近接しています。そのため、化学工業品や金属などの海運輸送を中心とするテナント企業から市内中心部へのアクセスを主とする企業まで幅広いニーズに対応できる。

同社グループではこの産業団地において、物流施設や工場、研究所などの設計・建設はもちろんのこと、先進技術の導入を促進する。特に、物流施設向けには、施設内のオペレーションや自動搬送ロボット、物流の運行管理システムなどを提案し、最適な施設運営をサポートする。

BCP対策として、「広島市洪水ハザードマップ(高潮編)」の予想高潮位よりも、床面を高く設計できるため、台風や高波などによる水害を回避できる。

また、リチウムイオン蓄電池や免震構造はもちろん、防災備蓄倉庫や炊き出し用のかまどになる「かまどベンチ」などの防災設備・アイテムも提案していく。

なお、同社は全国各地で工場や物流施設などの開発用地として、工業・産業団地開発を進めている。2007年4月には、静岡県御殿場市において、大和ハウスグループの東富士と共同で、同社初の工業団地「富士御殿場工業団地」を開発。これまでに兵庫県三田市や奈良県五條市など国内27か所、インドネシア・ベトナムなど海外2か所、計29か所において工業・産業団地を開発している。

■概要
名称:「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」
設置場所:広島県広島市西区観音新町4丁目2874番1他
事業規模:約170億円を予定(土地と建物)
事業面積:約7.9万m2
     (「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」約3.4倍)
販売予定面積:約7万m2

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