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プロロジス/神戸市西区で4.6万m2物流施設着工、50%契約済み

2021年04月20日/物流施設

プロロジスは4月20日、神戸市西区に建設するマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク神戸3」の起工式を実施した。

<「プロロジスパーク神戸3」完成予想パース(中央)、稼働中の「プロロジスパーク神戸」(左)「プロロジスパーク神戸2」(右奥)>
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「プロロジスパーク神戸3」は、神戸市内陸部で同市が開発する「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内に立地。敷地面積2万m2、地上4階建て延床面積4万6000m2のマルチテナント型物流施設で、2022年6月末の竣工を予定している。

建物はスロープを利用して2・3階へコンテナトレーラーが直接アクセスできる仕様とし、着工に先立ち専門商社と3・4階部分の賃貸借契約を締結済みで、1・2階については引き続き入居企業を募集中(最大3区画まで対応、最小4950~最大1万7490m2で利用可能)。

この専門商社は、「プロロジスパーク神戸3」を関西圏への配送拠点として利用する計画で、自動倉庫システムを導入するなど、倉庫内の自動化を予定。これを受けて、「プロロジスパーク神戸3」では4階部分の一部を吹き抜けとし、自動倉庫の導入をサポートする。

また、「プロロジスパーク神戸3」では自家用車による通勤が多い地域特性を考慮し、敷地の高低差を利用した半地下部分も活用することで「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内最多規模の約200台分の駐車スペースを確保し、入居企業のスムーズな雇用確保をサポートする。

さらに、BCP(事業継続計画)の一環として緊急地震速報や衛星電話、非常用発電機、非常用受水槽を整備するほか、環境負荷低減の一環として屋根面への約0.7メガワットの太陽光発電の設置(予定)や、館内でのセンサー付きLEDの採用を計画している。

<プロロジスが神戸テクノ・ロジスティックパーク内で運営する物流施設一覧>
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建設地は山陽自動車道「神戸西IC」から至近の西日本広域をカバーできる戦略的な物流拠点で、JR「三ノ宮駅」と神戸市営地下鉄「西神中央駅」からのバスもあり、従業員の交通利便性も良い立地。神戸市内陸部の丘陵地帯に位置しており、津波等の災害リスクがなく、強固な地盤を有している。

なお、プロロジスは「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内に「プロロジスパーク神戸」をはじめとする3つのBTS型物流施設と、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク神戸5」を運営しており、いずれも満床稼働となっている。

■プロロジスパーク神戸3 概要
建設地:神戸市西区見津が丘
敷地面積:1万9225.00m2
計画延床面積:4万5693.51m2
構造:地上4階建、鉄骨造
着工:2021年4月
竣工:2022年6月末(予定)

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