鈴与は5月6日、脱炭素化及び循環型社会実現の取り組みの一環として、内航コンテナ船を活用した輸送サービスを拡充しており、4月から新たに青森県の八戸港が定期寄港地として加わったと発表した。
このサービスは、北海道から九州までの東西各港を繋ぐ内航コンテナ船の定期航路をベースとした、海陸一貫輸送サービス。
一般貨物の他にも引火性液体・毒劇物・高圧ガスといった危険物、廃プラスチック等の再生資源、有臭品等の輸送に対応が可能。清水港(静岡県)や市原港(千葉県)にある危険物の保管施設、また、「廃棄物及び清掃に関する法律」の積替保管に関する規制緩和措置を活用することで、貨物の一時保管ができ、希望のタイミングに合わせた輸送を実現している。
輸送には新たに開発したサイドオープンコンテナを導入しており、従来は車輛後方にあった開口部を側面に設けることで作業性を大幅に改善し、作業機械・設備も一般的なものを利用できる。
海上コンテナ輸送は、CO2排出量の抑制、貨物の飛散・散逸防止等による環境負荷の低減を実現できると共に、長距離輸送ドライバーの負荷軽減や、災害時に備えた輸送ルートの分散手段として活用が可能だ。
■概要-寄港地
東廻り航路 清水―市原―大船渡―八戸―苫小牧―函館
西廻り航路 市原―清水―大分―徳山
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