日本車輌製造は5月26日、国土交通省にLNGタンクセミトレーラ他のリコールを届け出た。
不具合箇所は、「リヤフレーム」と「タイヤチェーン箱取付金具」の2か所。
「リヤフレーム」については構造が不適切なため、走行時の振動等でリヤフレーム取り付け部等に亀裂が生じるものがあり、そのまま使用を続けると亀裂が進展して車両の安定走行を妨げるおそれがある。
そのため、改善措置として機器室後端下面に、リヤフレームの後端を支持する部材を追加する。亀裂の入っていた場合は、当該部分と周辺部材を点検し、適切に補修する。
また、「タイヤチェーン箱取付金具」については構造が不適切なため、走行時の振動等で亀裂が生じるものがあり、そのまま使用を続けると亀裂が進展してタイヤチェーン箱取付金具が落下し、他の交通の妨げとなるおそれがある。
改善措置として、タイヤチェーン箱取付金具に補強部材を追加し、付属のウエイトを移設する。亀裂の入っていた場合には、当該部分と周辺部材を点検し、適切に補修する。
リコール対象は、LNGタンクセミトレーラとLPGタンクセミトレーラの2車種12型式で計175台。
不具合件数は「リヤフレーム」が6件、「タイヤチェーン箱取付金具」が1件確認されているが、ともに事故は発生していない。
■型式等は下記URLを参照
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001406012.pdf