関通は5月28日、自社で開発・提供をおこなっているWMS(倉庫管理システム)「クラウドトーマス」と業務効率化システム「チェックリストシステムアニー」が、2021年度のIT導入補助金対象ツールとして認定されたと発表した。
<クラウドトーマスとチェックリストシステムアニー利用イメージ>
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等がITツール(ソフトウエア、 サービス等)を導入する経費の一部を補助することで、業務効率化や売上アップのサポートを行うもの。
補助金対象となるのは、新たに「クラウドトーマス」もしくは「チェックリストシステムアニー」を導入検討される、中小企業・小規模事業者。
補助金額は各ツールで違うが、クラウドトーマスは対象サービス金額の1/2(最大150万円まで)を補助。チェックリストシステムアニーは対象サービス金額の1/2(最大45万円まで)を補助。
補助金申請締め切り日は、「2次申請公募」が~7月30日17:00(予定)。「3次申請公募」が~9月中(予定)となっている。
なお、「クラウドトーマス」は、物流センター内に保管されている商品(在庫)の数を正確に把握するとともに、庫内業務の効率化を図るためのソフトウエアで、「クラウドトーマス」として外販している。また、「クラウドトーマス」は、関通が、35年の物流サービス事業で培ったノウハウを活かし、自社開発した倉庫管理システムで、システム会社ではなく、物流現場のプロとして顧客の現場への導入を行っている。リリースから3年余りで、およそ100社以上の企業に選ばれている。
また、「チェックリストシステムアニー」とはクラウド型のチェックリストシステムで、同社がチェックリストの運用を改善し続けた結果、生み出されたソフトウエアになる。チェックリストに作業の手順を登録することで作業の抜け漏れがなくなり、業務品質を落とさず作業手順やノウハウが「見える化」され、新人教育にも利用されるなど、様々な業種業態で使用されており、現在では240社以上の企業に選ばれている。